Caixa do lixo 緑の歌 忍者ブログ
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基本的にss同士に繋がりはないかんじです。
new→■:1/4  拍手:11/3

 □about...ご一読ください

ここでのグロヘタ
 □GH*half...ハーフエルフ英
 □GH*recall...召還士英
 □GH*elf...エルフ英

ここでのにょた
 ■にょた...特殊にょたと一般にょた

 □仏英...腐れ縁前提。あんまり甘くない。

 □米英...むしろ米→英

 □パラレル...GH以外のパラレル。
 □パラレル...内容もカプも雑多。コネタ含。

 □えろ...えろっぽいというか。仏英

 □他...上記欄に収まらないもの
 □他...花言葉もここ

 □メルフォ&拍手返信(11/3)


ちびリスと雄鶏(フランス国鳥)
お礼変更12/7。P数1+7。
「吸血鬼と法大生」設定です。
イロモノな内容になってますので、
1P目の注意事項をご確認ください
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■ハーフエルフ設定

ハーフエルフのため、エルフにくらべて力が劣る設定です*




  ・+-------------------------------+・ 


「歌えって・・・・?俺、成体じゃないし・・・うまくは歌えないぞ?」

それでも、なお『うたって』『うたって』と囁く声はやまない。

イギリスは苦く笑って、エルフの歌を記憶から呼び起こした。
正式にならったわけではない。ただそれでも、耳に覚えている。
あれは、大人のエルフの歌だから、女の音程にしろ男の音程にしろかすれて声が出ない部分がある。

それでも、イギリスはたどたどしく歌い始めた。

人間の争いの余波によって、傷つけられた大地のために。


      ***


「――うた?」
「この声・・・・イギリス・・・か?」

やわらかく、響いてくる歌声に、ヴェネチアーノが顔をあげる。
風に乗ってというよりは、空に溶けて響いてくる優しく甘い声。
いつもの仏頂面とはつながらなくて、ドイツが首をかしげた。

「エルフの――歌ですね、たぶん」

オーストリアが空を見ながら、つぶやいた。その指は、カツカツとテーブルを打っている。

「あ、オーストリアさん・・・」

ハンガリーが何事かを言いかけた瞬間、

「あぁもう、なんでそこで音程が狂うんですかっ
そもそも、自分の音域と歌の音域があっていない!」

と、息も荒く、バイオリンをつかんで、テントの外へと出て行くオーストリアがいた。

「ちょ、まてオーストリア!あいつは・・・っ」
「あ、オーストリアさん、私も行きます♪」

照れ屋だから、近づいたら歌うのをやめるぞ、といいかけたドイツの声にかぶるように
ハンガリーの嬉々とした声が響いた。

「わーい、俺も行くー♪」
「う゛ぇねちあーの・・・」

もはや、この暴走集団をとめる術はない。
すまない、と心のうちでドイツはつぶやいた。

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