タカミンが落ちてる間に書き溜めてみる。
エロワンシーン。
ずっと文字書きのターン・・・!してたけど。
ふと気づいて、お誘い場所をリロードしたら別所になってたり、中止になってたりであばばば(゚∀。)←おばかさんが
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「へ?」
きょとりとした顔のフランスに、イギリスの唇がとがる。
「いやまて、落ち着け、よっぱらい?」
「るさい、酔ってない」
「いや、酔ってるから、ねぇ」
そんな引きつった情けない声だすな、バカ。
思った言葉は声にならないが、かわりに眉間に皺がよる。
「酔ってない」
「だから・・・酔ってなかったら、こんな体制ありえないだろう?お前」
苦笑いの顔で、フランスはイギリスの頭をなでた。
「だから…っ」
「イギリス」
な、と頬をなでられて、胸が苦しくなる。
苛立ちのまま、フランスに口付けた。
■
口付ける。
衝動のままに動いていたことに気づいて、内心青ざめる。
こそりとイギリスの様子を伺えば、彼は無表情だった。
ただの悪ふざけと思っているのか、頭がショートしているのか。
どっちにしろ殴られるのならば、もう少し・・・と、唇を舐めれば、目の前の顔がさぁぁと赤くなる。
もう少し、頭が追いついてきたら、手か足が出てくることだろう。
そう思いつつ、体は止まらない。
逃げる、という選択肢を放棄して、どうせなら殴られるまで、と唇に吸い付いた。
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「おー、ヤれるもんならヤってみろよ、変態!年取ってタたないだろうがなっ」
「いったな、海賊紳士っ 俺を甘く見てんじゃねーぞっ」
売り言葉に買い言葉。
なし崩しに押し倒して、はだけたシャツの隙間から触れた体の温かさに、初めてコトの重大さに気づいた。
ずっとずっと、殴り合いとかじゃなくてただ抱きしめたかった体に触れている事実。
(う、わ・・・なさけねぇ)
とたんに震えだした手を苦く笑う。
気づくまではなんでもなかったボタンをはずすことすらおぼつかない。
気づいてしまえば、押さえは利かなくて、もっともっとと触れたがる体が暴走する。
(く、そ)
どこの童貞だよ、と自分に毒づきながら、シャツを引き裂こうとする手を押さえてボタンをはずしていけば、かすれたイギリスの声が降ってきた。
「おまえ、なんか。だいきらいだ・・・っ」
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いい気持ちで酒を酌み交わしていたはずだった。
いつもの悪酔いはほど遠く、十分も理性もあって、ただただふわふわと気持ちいい。
それは、フランスも同じだと思っていたのに。
些細なきっかけで喧嘩。
売り言葉に買い言葉。
なし崩しに押し倒されて、フランスの顔を見上げて初めてコトの重大さに気づいた。
ずっとずっと、殴り合いとかじゃなくて、ただ体温を分かちたかった相手に押し倒されている事実。
(ふらんす・・・っ)
その首にすがりそうになる腕を押さえて、手のひらを握り締める。
認めるまでに長い時間がかかったし、本人にも他国にも知られたくもないことだが、イギリスはずっとフランスが好きだった。
決して素直には慣れなかったが、イタリアや日本にちょっかいを出す姿を見るたび、胸が痛んでいたのも事実だ。
抱きたかったわけでも、ましてや抱かれたかったわけでもないが。
冷たい指先が肌に触れて、ビクリと体がこわばる。
期待に、体が震える。
そうしてはじめて、フランスとエロいことをしたかったのだと気づいた。
(あぁ、もう・・・どうしようもない)
気づいてしまったらとめられない。
ギュゥと目を瞑って、羞恥に耐えて暫し、フランスの動きが鈍っていることに気づいた。
震える手。もどかしい動き。
(・・・くそ)
彼も、気づいてしまったのだ。
相手が自分であるということに。
そうして、ヒいてしまったのだろう。
くそ。くそ。くそ。なんでこんなやつ。
「おまえ、なんか。だいきらいだ・・・っ」
震える声はどうしようもなく、擦れていた。
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